グダグダ野球観戦記:2006年ビジター行脚その5(東京ドーム)
- 2006-06-21 00:31
- 何のかんのと野球好き
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2006年6月4日。あ、虫歯の日だ。…そんなことはともかく、今日もビジター球場にふうこたちが来ましたよ。今日の試合は東京ドーム、天下の巨人戦。観に行かなくても TV でやってる巨人戦。土日でも必ずナイターでやる巨人戦。…あれ? てことは、巨人の選手は公式戦でデーゲームやらないの?(んなこたない)
ということで、今日の観戦はセ・パ交流戦、対巨人第6回戦です。東京ドームに野球を観に来たのはモルツ以来2回目だ。
さて、今季の西武の先発投手ローテーション、土曜日はここのところ重い『一発病』を患う西口でほぼ固定。仕事の都合で土曜日の観戦が多いふうこ達、必然的に見に行く試合はいっつも西口。そんで殆ど負けてるわけだorz が、今回ははやはり人気の巨人戦(今ひとつ理由が分からないが)、ちょっくら出遅れてるうちに土曜のチケットを取りそこね、日曜の観戦になってしまいました。…まぁいいか、たまには西口外したいよね。
ところが観戦前日、土曜日のこと。巨人戦の TV 中継を付けた相方が目を丸くして叫ぶ。
グラマンが投げてるよ!
何と西口、土曜日は登板回避でありました。これは結構有名な話らしいですが、西口にとって東京ドームは文字通り鬼門
。96年8月3日の対日本ハム戦以来、実に 10 年間勝てていないのだそうです。
がしかし。そうは言っても相手はセリーグ1位だ。西口は西武のエースだ。いや、世間じゃ西武のエース
と言ったら松坂だろうけど、あれはエース
って言うよりスター
だ。どうせ来年はいないだろうし(-_- )。それでなくても、先発ローテーションの中でも表
と呼ばれる3人に数えられる西口がこのカードで投げないわけにはいくまい。…でも、10 年来勝ててないんだよね…。しかも前日の金曜には二軍調整中だった左のエース
帆足が戻ってきて中継ぎで肩慣らし、というびっくり采配があったばかり。果たして日曜は「右」か、「左」か。予告先発制を導入するパリーグのペナントレースではまず見られない状況。交流戦の醍醐味ですな。
そんな状況で迎えた日曜日。原巨人も思いあぐねたか、スターティングメンバーの右翼手のポジションには投手の西村が。相手投手を見てから野手に入れ替えるための偵察要員
である。そして西武の先発は…「右」でした。…ま、また西口!
その西口、今日もいきなり先頭打者に清々しい一発を叩き込まれました。打った相手は、去年の交流戦で、西口の完全試合達成を寸前で阻止した清水。しかも、昨日は巨人のサヨナラ勝ちを決めるホームランを放った男だ。試合を挟んで2打席連続ホームラン。一体どんだけカモられたら気が済むのやら…。
が、その後は突如として息詰まる投手戦に突入。両軍エースの力投で1−0のまま迎えた7回表、カブレラに西武ファン待望の同点アーチが! 続いて和田さんが四球で塁に出て畳みかけるかと思いきや、代打栗山が空振り三振、飛び出てしまって仕方なく爆走の和田さんも2塁で刺され3アウトチェンジ。ううーん…詰めが甘い。まぁそれはお互い様で、両軍ともにここまでで3塁を踏んだのは1回ずつ。西武が誇るザルの内野(汗)もいつになく目が詰まってるし、「野球」になってる感じだ。そして、いろんな意味で圧巻だったのは9回でした。
9回表、西武は1番からの好打順でしたが、この回から登板の久保にあっさり2三振をもぎ取られます。3番中島も例によって大型扇風機よろしく空振り三振…ながら捕手阿部の後逸で振り逃げ、1塁生還。さあ来た、4番カブレラ。昨日とまるきり同じ展開を祈るように見守る西武ファンに向けて、レフトスタンドフェンス直撃の当たり…を、巨人左翼手清水がジャンプ一番ダイレクトキャッチ! …まーたーおーまーえーかー。ちくしょう…美技だ。同点のまま試合は9回裏へ。
巨人の打順は6番から。最初のホームラン以外は要所を締めるピッチングで続投中の西口、1人目はファウルフライに打ち取ったものの次打者にはセンター前ヒットを打たれ、外野が打球の処理にもたついている間に3塁まで進まれる。ぎゃー!! 下手したら内野ゴロでもサヨナラだよ! …1アウト3塁、1打サヨナラという場面での守りのセオリーは、敬遠で塁を埋めること。どこにボールを投げてもアウトにできる状態ならホームを踏ませないで併殺が取りやすいからだそうだ。しかし、ホームを踏ませないためには西武はどうしても2人アウトにしなきゃならん。片や巨人はこれでもまだボールが外野に転がりさえすればサヨナラだ。圧倒的に不利な状況には変わりない。が、こんな緊迫した場面にも淡々と挑むのが西口。8番、9番打者を歩かせ、迎えたのは…1番。また清水。あーやばい。見てるこっちの心臓がばくばくしてきたあぁ。この緊張感は、去年西口の9回終了まで完全試合を見守ってた時以来だ。
そして、西武ファンの悲鳴のような祈りと巨人ファンの期待に溢れる歓声がドーム内に満ちる中、浅めに上がったセンターフライ。3塁ランナーはタッチアップでスタート、返球は微妙にホームから逸れて刺殺失敗。西武は2夜連続のサヨナラ負けを喫しました。うわああああ。悔しい〜。こちらに落ち度らしい落ち度はなかった。ただ、相手が(ていうか清水が)決めるべきところで決めた。それだけに悔しい。悔しいけれど、生で見られてよかった。
さて、5月は怒涛の観戦月間でしたが、実は次の観戦が決まっていません。…ていうか、1回観に行くはずの試合を体調崩して飛ばしました orz この先も相方が土曜に仕事が入るわ交流戦も終わっちゃうわで予定が立たないし。とりあえず月1回は行くつもりだけども、6月のノルマはこれで終了なので、次が来月下旬とかになったらほぼ2ヶ月空きそう。ま、交流戦の後はオールスターも入るし、ここらで一休みってこった。
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