CONTENTS

ブッシュ氏再選、か…

TV でも色んな人が言ってるけれど、ケリー氏はどこまで行っても「ブッシュではない人」でしかなく、「ケリーでなければ成し得ない政治」を明確に打ち出せなかった。そこへもってきて、ビン=ラディン…あくまで争いを望むか。

アメリカは、一度買った喧嘩を払い戻す術を知らない。そこは日本も同じだと思う。自衛隊派遣に関する彼の国の人々の誤解(誤解であったとして、だ)は、このままでは永遠に解けないだろう。「一度出したらおいそれとひっこめられない」ということに自覚的かどうかという点においては、日本国民は合衆国民より質が悪いかもしれない。

全然関係ないけど、ふうこはブッシュの親父さんの頃、ブッシュを名前だけで勝手に黒人だと思っていた。…「ブッシュマン」が頭にあったらしい。何分、あんぽんたんな中学生だったもんで。


恩田陸『夏の名残りの薔薇』

夏の名残の薔薇

諸事情により1ヶ月遅れで読了。Amazon では『夏の名残の薔薇』で検索しないと出てきません。にゃろう…書影に映っているタイトルにもちゃんとがあるぞ。

さて、本書は文藝春秋社の展開する本格ミステリ・マスターズシリーズの最新刊として刊行されました。本格ミステリ・マスターズといえば、「このミステリーがすごい! 2004年度版」第1位/「週刊文春ミステリーベスト10(2003年)」第2位/「2003本格ミステリ・ベスト10」第1位/第4回本格ミステリ大賞受賞という歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』も所収されている、まさに「本格」のためのシリーズです。ということは、もしかして『象と耳鳴り』みたいなミステリ然としたミステリが読めちゃったりとか…?などと密かに期待してみましたが、最初の1節であっさり裏切られました。ま、本格って意外に間口が広いからな。

『夏の名残りの薔薇』というタイトルは、アイルランド民謡 The Last Rose of Summer(邦題は庭の千草)から取られていますが、作者が意識しているのは 19 世紀にハインリヒ・W・エルンストが作曲したバイオリンのための練習曲だということです。エルンストの『夏の名残りの薔薇』は一つのテーマを繰り返し変奏していく構成になっているそうで、本作の構成もそこからヒントを得て、「第一変奏」から「第六変奏」まで、同じ場所に居合わせた登場人物達が、そこでの出来事を代わる代わる一人称で語る構造になっています。ふうこが今まで読んだ中で一番近い構造を持っているのは貫井徳郎『プリズム』ですが、あえて端的に言うと『プリズム』があくまである「事実」を真ん中に据えて、「事実」の様相が「主観」というフィルタで乱反射する様を描いているのに比べ、本作は「主観」の方が「事実」に影響を及ぼす様を描いているので、自ずと着地点が異なります。

もし恩田作品を初めて読むなら、本作はお勧めかもしれません。氏の作品が持つ様々な魅力がまんべんなく詰まっていると思います。「本格ミステリ」と言えば折り目正しい推理ものしか知らない、という方にもお勧めです。きっと新鮮な読書体験になることでしょう。

続きを読む>>

母の愛です

BlogPeople ガチャガチャブログでたどり着いたサイト。小学生の息子を持つお母さんみたいです。

  • 5E+Dimension: 風前の灯火メガネ(リンク切れ)

それにしても今のメガネってホント進んでるんですね。 形状記憶フレームなんてのがあって、フレームに多少力を加えてクニャっとさせても大丈夫なんだそうです。
子供だからそういう風なのがいいかなー?と形状記憶を選んだのですが 後から失敗だった・・・と後悔しました。

何故後悔したのか、続きはリンク先で。(リンク切れしたので永遠の謎です、ごめんなさい)

「お母さんブログ」を読んでいると、子どものことでままならないエピソードには事欠かないのだけど、それが哀しくもあり愛しくもあり、という感じを醸しているサイトに出会うと何だかほっとします。


NAVIGATION

Entry Jump

ランダムセレクト
上のリンクをクリックすると、ランダムに選択された記事に飛びます。

Archives

Others