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グダグダ野球観戦記 2008:清原、最後の里帰りの巻

もう日本シリーズ始まっちゃってますがね……。ここのところ仕事が忙しくて忙しくて。とはいえ、観に行くのはちゃっかり観に行ってます。……てなことで、またしても『グダグダ観戦記』のまとめアップが始まりますが、まぁご勘弁を。

さて、今をさかのぼること 3 ヶ月ほど前の 2008 年 8 月 18 日。オリックスの清原選手が正式に引退を表明しました。既に 8 月 2 日の一軍復帰時には引退を匂わせる発言がありましたが、41 歳の誕生日を迎えたこの日、西武ドームでバックスクリーンの大型ビジョンに西武在籍時の映像が流れるなど、敵味方関係ないお祝いモードだったことを受けてのコメントで言質を取られた形になりました。

かくいうふうこ、実は西武ファンが大盛り上がりする感覚があんまりぴんときてません。清原が西武で活躍していた頃は広島在住だったんで、カープがリーグ優勝した年の日本シリーズくらいしか覚えてないし。てか、今そのへんで何か思い出そうとしたけど全然覚えてなかった(汗) さすがに『PL 学園の KK コンビ』の話題はよく見聞きしたけれど、どうしてあんなに巨人に入りたがってたのか謎だし。特に念願の巨人に入ってからは柄の悪いイメージが定着したこともあって、有名人というカテゴリでも正直好きなタイプではありません。

ただ、フラットな気持ちで選手としての業績を振り返ってみると、打撃関係の通算成績の 10 傑には大抵名前が出ているし、しかも歴代の名選手が 30 代後半〜40 歳辺りでやっとこ達成している記録を 30 代前半でクリアしてたりするわけです。『1 位』という成績が殆ど残っていない無冠の帝王ではあるけれど、確かにみんなに注目されるに値する大選手であったのだな、という感じはします。そんな清原選手の「里帰り」を中心としたグダグダ観戦記は続きから。

ちなみに、清原選手のほかに今季の引退報道でふうこがちょっとしんみりしたのは、横浜ベイスターズ・鈴木尚典選手。横浜が日本シリーズを制した1998年当時横浜に住んでいたので、ちょうど彼のキャリアハイの頃を知っているのです。戦力外通告を受けて横浜以外でのプレーは考えられないと引退を決めた鈴木尚ですが、Yahoo! Japan スポーツトピックスの見出し『横浜大好き』鈴木尚が引退てのはあんまりだ。『おかわり大好き』中村剛也みたいな字面になってんじゃん。

2008-08-17 ○ 4-1 対オリックス

前日は別な用事でお出かけしていたので、今日は日曜観戦。パ・リーグは予告先発なのにふうこ達は何故か先発を知らないで行く遊びを始めて、本当に先発投手を知らないまま球場へ。結局、西武の先発は岸、オリックスは山本省吾。今までの観戦実績からふうこ+ホームゲーム+岸=負け試合と相方にヤジられる。……そんなことないもん(涙)ていうか、そんなことないところを見せておくれー。

2008-08-17 勝利の花火

で、結果は 9 回 1 失点、素晴らしい完投勝利。これで 2 年連続で 10 勝達成、ルーキーイヤーから連続 2 桁勝利は松坂以来という記録だそうです。完封がかかった 9 回、あっさり犠飛で 1 点を失う辺りがご愛嬌か。前回の登板もその前も完封を逃していて、前科 2 犯とは試合前の投手コーチの弁。岸くん自身もワク(五輪で離脱中の涌井)に文句言われると若干しょんぼりでした。……つうか、ここんとこどの投手も口を開けば涌井に文句言われるからという。確かに一軍投手ではいまだ最年少の涌井だけど、どんだけ末っ子キャラなのか。

打線の方は、一発こそ出なかったものの意外性の男細川が猛打賞で岸をアシスト、ヒーローインタビューはバッテリーの 2 人でした。

……と、ここまで新聞を見れば載ってるようなことばっかり書いたんですけど、ええ、もうあんまり覚えてない(汗)。締まったよい試合ではあったんですがねぇ。ちなみにこの日は清原の出番はなく、最後の方でブルペンに現れただけでした。が、西武ドームのブルペンはちょうどよその球場でいうところの「砂かぶり席」の辺りにあって、観客にも様子がよく見えるので、3 塁側内野スタンド最前列通路はもう騒然。あんな人だかり、1 塁側でも移籍前の松坂が投げてる時くらいしか起きたことない。清原はホントに人気があるんだなぁということを改めて思った新参ファンのふうこでした。

2008-08-21 ● 5-9 対福岡ソフトバンク

今日は平日ですが、常駐先が午後勤務免除ということで、今年 2 回目のおひとり様観戦。相方は仕事の都合で合流不可能。

さて、12 連戦中にもかかわらず北京五輪のために先発ローテーションが足りない状態の西武、今日の先発は岡本篤志です。去年まで二軍監督を務めていたナベ Q はそのポテンシャルに大きな期待を寄せているそうですが、実績としては残念ながら所謂エレベーターですらない状態。いうなれば、お客が少ない時間帯は節電のために止められてるエレベーター

ま、北京五輪中の 12 連戦というのは文句なくお客が多い時間帯なわけで、そこそこ働いてくれれば文句はなかったのですけど、まぁこれがひどいことひどいこと。初回に連打を食らって 3 失点。続く 1 回裏に味方が 2 点を返してくれて、さてここから仕切り直しという 2 回表にも 1 失点、3 回表も先頭打者から連打で 1 アウトも取らないうちに 1 失点で、見事に試合をぶち壊して降板してしまいました。代わって今年の大学・社会人ドラフト 1 位の平野が上がるもこちらも試合を作れず、5 回まで実に毎回失点。まるで昨季の悪夢がよみがえるようです。

6 回からはベテランの谷中が登板し、やっと失点を止めてくれました。7 回裏には味方が 2 点を返して 3 点差となり、今年の西武はここからだからと思った 8 回表、マウンドに上った今季不動のセットアッパー岡本真也が 2 ランを浴びて 2 失点。ちょっ(怒)。

8 回裏、西武の攻撃が無得点で終わった瞬間、ふうこは決断した。足掛け 4 年のグダグダ観戦で、初めて途中で席を立ちました。一人でこんな試合最後まで見て、終わって満員電車に揺られて帰って相方の夕食作るなんて(出来合いを買って帰るだけだけど)無理! ……セーブのつかない場面で登板となったソフトバンク守護神の馬原を出迎える歓声を背に、球場を後にしました。

次の日、平野と岡本真也が 2 軍落ち。……んむー。個人的には、ダメなのは岡本篤志だと思ったんだけどなー。ま、試合中ラジオを聴いていたら解説のおとやんこと松沼雅之氏が(岡本篤を)我慢して使い続けないと、モノになりませんからねという主旨の発言をしていたし、見る人が見たら違うってことなのでしょう。ふうこもまだまだです。そりゃそうか、そもそもグダグダ観戦なんだもんな。

2008-09-10 ● 5-6 対北海道日本ハム

この日と次の日は平日ですが、遅い夏期休暇を取っておりました。もちろんビジターの試合にも行ってきたんですが、ビジター行脚はまた次の機会にゆずるとして、ここはホームの 2 連戦のみを。

さて、この日の先発は西口。……今季、西武打線のあまりの破壊力に一部の他球団ファンから西武ドームでは西武の攻撃の時にだけ飛ぶボールを使ってるに違いないなんていう邪推が出回ったことがあるんですが、それ以来ふうこ達は一発が出やすい投手のことを飛ぶピッチャーと呼んでいます。ええ、西口はまぎれもなく飛ぶピッチャー。今日もいきなり 1 回表に高橋信二に 3 ランを食らいました。ただ、味方の援護を待てる粘り強さもこの人ならでは。いまどき一発病を患いながらローテーションを守っているのはパ・リーグでも西口くらいじゃないでしょうか。今日も頑張って……と思いきや、3 回表、右太ももに違和感を訴えてまさかの降板! ……勘弁してくれ西口(泣)。

代わって登板した大沼は準備不足が否めず、この回 3 失点……いや待て。引き継いだときは 1 死 1 塁だったよな? ……とにかく、この 3 点が最後まで重くのしかかった敗戦でした。唯一明るい材料は、8 月に怪我で二軍落ちして戻ってきた正津をはじめ、ずっと不安視されていた中継ぎ陣が安定していたこと。……まぁ、3 回の大沼から数えて 1 人 1 〜 2 イニングずつだし、ちったぁ働けと言いたいところでもあるけども。まぁ打線も打線で、9 回に 1 点差まで追いついて目下パ・リーグ本塁打王のおかわり中村まで回したのに、捕邪飛でゲームセットではがっかりだわなあ。

ちなみに飛ぶボール疑惑は、ソフトバンクが Yahoo! Japan ドームで一発攻勢によって爆勝した日からぱたっと騒ぐやつがいなくなったため、その辺りのファンの負け惜しみだったということになってます。

2008-09-11 ○ 5-3 対北海道日本ハム

五輪戦士(笑)ユニフォーム展示

はい、2 日目。この日はどっちかというと試合の前後の方が充実してました。まず、試合前に球団事務所まで行って、この 3 日間飾ってあった五輪戦士(笑)のユニフォームの展示を見てきました。まぁ成績が成績なので、WBC の展示の時のように人が行列を作るということもなく、みんな携帯で写真を撮ったらおしまい、といった様子で閑散としていました。よく見たら、ユニフォーム事務椅子にかけてあるしな。枠も多分球場のロッカーに使ってるやつ。

試合は、先発涌井が相変わらずグダグダ。が、CS でもお世話になったスウィーニーもグダグダで、じりじりした展開が続きます。それでも、この日ブラゼルの代わりに 4 番に座った江藤の相変わらず素敵な弾道のソロホームラン、そしてリードオフマン片岡まさかのダメ押し 2 ランで突き放し、涌井は高橋にソロを被弾も何とか逃げ切り 1 勝。最終回の日本ハム応援団、ボッツの打席で突然『崖の上のポニョ』の替え歌を歌いだしたのはちょっと笑えた。ボーッツ ボッツボッツ ジェイソン・ボッツ♪ ここでボッツが打ってたら定着したんだろうけど、残念ながら凡退でした。ちょっと、歴史が始まる瞬間を見てみたかったような気もする(笑)

で、試合終了後は今年、不定期で木曜日の試合終了後に行われているサラリーマンナイトに参加。試合後のグラウンドで、西武 OB の高木大成氏や大塚光二氏のノックを受けたり、友人同士でキャッチボールが出来るイベントです。社会人なら誰でも参加 OK。……ま、負けてたらそんな気分じゃないから帰ってたけど。

ノックへ参加すると後で集合写真を撮ったりするんですが、ふうこは野球のプレー経験が全くなく、グラブさばきはからっきしなので、ノックへの参加は止めてキャッチボールだけすることに。建前は社会人限定イベントですが、キャッチボールは子どもの参加も可。キャッチボールだけしている参加者も多いです。そんなこんなで、外野で相方とぶんぶん投げあいこしていたら、場内のカメラに抜かれました。アストロビジョンに大写し。うわー。恥ずかしい。でも、ボール投げたいから無視。もういろいろ慣れてきました。汗だくのくったくたになって帰宅。

サラ弁

その日の晩ご飯はサラリーマン弁当とサラ茶。中はうなぎかな、あなごかな、そういう魚がのった炊き込みごはんや煮物など、和風のあっさりしたメニュー。値段に目をつぶればなかなかの味です。でも男の人には若干物足りない量じゃないかなぁ。ま、コンセプトは飲んで帰ってきたお父ちゃんの土産なんで、あまり大量でもおかしいんですけど。写真は、8 月 29 日の同じイベントがあった時に相方が買ってきたもの。ちょっと寄っちゃってます。


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