the world loves the wannabees.

例によって、特に場所が書いてないところはグッドウィルドーム（現西武ドーム）でのホームゲーム。

08/18 ● 4-6 vs オリックス

突然ですが、昨夏はホームゲームで夏専用にデザインされたサマーユニフォームと旧ビジター用ユニフォームの復刻版であるオールドユニフォームを交互に着用する、という何のもてなしなのかよく分からない企画が実行されていました。で、これらのユニフォームのレプリカ版が付いたネット裏ペアシートチケット（お値段そのまま）というのも販売されていたので、まぁいっぺん乗ってみるか、と購入してみたのがこの日。写真では遠くてディテールが分からないと思いますが、サマーユニフォームの日です。……それにしても、いい加減なモザイク処理でお恥ずかしい。Intel Mac で使えるいいソフトないかなぁ……。

で、この日を選んだのは、確かサマーユニフォームの日の空き席がこの日しかなかったから、という程度の理由だったのですが、後から始球式にあの東国原宮崎県知事が登板することが決定しまして。……何がそんなにいいのかと言えば、この手のイベントのお客さんは大体ネット裏の真ん中を走るビクトリーロードを登って退場してくるのです。当然、ネット裏の観客はみんな寄っていって握手攻め、写真攻め。ふうこも握手してもらいました。ネット裏観戦の醍醐味の一つですな。

えーと、本当は試合を見る場所としても VIP 待遇な席なはずなんですけど、肝心の試合がね……。先発小野寺……って、小野寺かよ。夏に入る辺りでクローザーを首になって、二軍で調整かと思いきや、そのまま一軍で中継ぎだ、先発だとあちこちのポジションに回されて、結局シーズン終了まで二軍には行きませんでした。メンタルが弱いから下に落とすと上がって来れないだろうという首脳陣の判断だったらしいですが、何と言うか……。いや、普通だったら力なき者は去れでしょ、とばっさり斬るところなんですけど、この小野寺に関する判断だけは、なんか分かるような……。落としても代わりに上げるのがいないし。弱いチームは二軍も弱い。

おっと、話がそれた。その小野寺の先発チャレンジはこの日が 2 度目でしたが、残念ながら 2 回 5 失点で降板。野手陣もそのお釣りを返せないまま敗戦となりました。勝ってたら選手もビクトリーロードを登って退場してくるから、ハイタッチとかできたんだけどなぁ。

08/19 ○ 7-1 vs オリックス

性懲りもなく、次の日も普通に内野指定席で観戦。この頃になると、実は変にグラウンドに近い席よりも一塁側ベンチの真上辺りで後ろのブロックの前列に座ると結構おいしいということに気づき、そこを狙って席を取っていました。基本的には「後段の前列」は目の前をひっきりなしにトイレやら何やらで人が通る席なのですが、ネット裏にほど近いところは先が行き止まりなので、横切る人が格段に少ないのでした。

で、この日の試合は……全然覚えてない（汗）。とりあえず記録を見ると、涌井が 8 回を投げて大いに打線の援護を受けている。最多勝のタイトルを大きく引き寄せる 1 勝であるとともに、さすがにリーグ最下位には沈まんぞというちっちゃなプライドも見え隠れする一戦、かな。

08/25 ● 3-12 vs 北海道日本ハム

ここら辺から、もうホントに覚えてない。相方に聞いたところだと、ふうこはラッキー 7 に備えて 7 回表からジェットバルーンを膨らませて待っていたが、中継ぎがボコスカに打たれてなかなか攻守が変わらないことにしびれを切らし、普通なら 7 回裏の攻守交代時に歌に合わせて風船を放つところを、チェンジになった瞬間に放ってしまったそうです。……お怒りだなぁ、ふうこ＜他人事かよ

08/26 ○ 3-2 vs 北海道日本ハム

なかなかの接戦。相方的には俺の栗山の代打ホームランに大満足の一戦だったようです。……。えーと、日ハムの先発投手がお久しぶりの山羊、じゃないや八木。昨季は2 年目のジンクスっぽかったですねぇ……。個人的には嫌いじゃないので（西武戦で投げない限りは）頑張ってほしいですね。

あ、それで、今回は初めて義父を誘って 3 人で観戦しました。そもそもふうこがここにいるのも、この義父が西武の関係者だというのが大きい訳で。いつも関連会社から招待券をもらってきてくれてありがとうございます。……向こうもチケットが無駄にならなくて嬉しいかもですがね :-P

09/15 ● 3-8 vs 東北楽天

いきなり 3 週間飛びましたが。前回を最後に土日のホームゲームがなかったせいです。

この頃の西武ファンはもういくつ勝つと A クラスみたいな星勘定を一生懸命やってました。が、9 月の頭にいきなり 5 連敗で計算めちゃくちゃです。当然ながら伊東監督の退任も決まり、あとは昨季の希望枠ルーキー岸の新人王争いと涌井の最多勝だけが心の支え、という状態。

で、その「心の支え」の一人である岸くんがこの日の先発でしたが、残念ながら大乱調。中継ぎは多少踏ん張りましたが、最後の 2 イニングで突き放されました。この頃の岸くんはあの田中マーくんと勝ち数で競っており、リーグ前半では考えないと言っていた新人王も狙います宣言に切り替えて自らを鼓舞しておりました。結局勝ち数は同じで、話題性に加えて奪三振数がダルビッシュに次いでリーグ 2 位と印象度抜群だったマーくんが文句なしの新人王でしたが、もし岸くんがシーズン序盤で中継ぎ・抑えの乱調で消された 3 勝を取れてたら、分かんなかったよなぁ……。ま、興行的なことでいえばマーくんが獲ってくれた方が嬉しい人が多かっただろうけどさ。

09/16 ○ 4-2 vs 東北楽天

この日は敬老の日（の次の日）ということで、再び舅と 3 人で観戦。後から聞いたら、ふうこがでかい声で応援してるのを見て驚いていたということです。えー。こういうのは乗っていかないとー。

一方の相方は、父ちゃんとだと普通に『配球がどうの』という話ができるなぁ。……どうせふうこはルールもよく知らんですよ。やっぱり夜に TV をつけたら大体野球やってたという世代は、普通に試合が「読める」みたいですね。そう考えても、地上波での放送というのは大事だと思うんだけどなぁ……。

09/22 ○ 7-3 vs 福岡ソフトバンク

うーん、うーん、うーん……。相方に聞いてもナニしても、全然自分の記憶がよみがえってこない。もういいや！

あ、この日の先発は某所で総帥と呼ばれている大沼でしたが、やっぱ一軍に定着するにはメンタル弱い……。自己最速 150km 超という豪腕なので、立ち上がってくれるとチーム的にも大変ありがたいのですがー。

09/23 ● 5-4 vs 東北楽天 ＠フルキャストスタジアム宮城

はい、今年 2 箇所目にして最後のビジター行脚、フルキャストスタジアム宮城（現クリネックススタジアム宮城）です。……昨季は、命名権を取得した会社に相次いで不祥事が発覚して、えらい年だったな。楽天はまた新しい命名権契約を結んだようですが、西武の方は自分とこの不祥事とのダブルパンチで懲りたらしく、少なくとも今季は命名権の売却はしないそうです。……ていうか、再生紙含有率の問題は大丈夫か？＞クリネックス

写真は、試合前の出し物のよさこいソーランと、スタジアムの外で踊りを披露していたグループに乱入した（という設定の）Mr. カラスコ。Mr. カラスコは、試合中もバックスクリーンに渡された板からオフロード用バイクでどーん！ とフィールド上へ飛び出したりしてました。すげぇな、中の人。ていうか、天然芝の球場はいいなあ。

試合は、ストライクゾーンの判定にすっきりしないものが多くてもやもやしました。仙台ゾーンか！というヤジも飛んでましたが、西武にそういうのをひっくり返すだけの力がないのが一番悪い。A クラスどころか 4 位争いをしているところに直接対決で負け、前年最下位のチームの後塵を拝しての 5 位が確定的になりました。ちなみに、記録上も実際に B クラスが確定したのは 9 月 26 日。……豆知識だよ！

09/28 ● 7-11 vs 北海道日本ハム

ホーム最終戦。そして投げる金剛力士像こと石井貴の引退試合。試合は全く見所がなかったけど、石井の現役最終登板、そして引退挨拶は剛にして潔く、とても心を打たれました。力一杯振っているようで、まるで当てる気のない田中賢介のスイングにはちょっと笑ったけど。あれが「お約束」というのだな。昨季の引退試合では、広島の佐々岡投手の引退登板でホームランを打った横浜の村田選手が話題になったけど、そういうのがいいよなぁ。ホームランにできないんなら変に当てない方がいいかもだけどさ。村田選手は結局あの 1 本でセ・リーグ単独ホームラン王が決まったので、どうしてもせこいなーという意見があったのがかわいそうでした。……って、ほかのチームの話ばっかりしてるやん！

そんなわけで、最後の方は意地で通ったものの、チームもファンもすっかり息切れの晩節でありました。

しかし、今年で潰えた連続 A クラス入りという記録。6 チーム中の 3 位までと聞くと一見すごさが見えづらい記録かと思うのだけど、1979 年の球団発足の 3 年後から始まっている記録と考えれば、今ちょうど楽天がそのあたりにいる訳で。来年から 25 年間、楽天が常にプレーオフの常連……などと考えるとちょっとすごいよね……。