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グダグダ野球観戦記:2006年ビジター行脚その1(千葉マリンスタジアム)

おっと、やべぇやべぇ。溜め込んできたので2連発で。野球にご興味ないお客様にはごめんなさいよ。

と、形だけ謝りつつ(コラ)。何のかんのと野球好きのスズキ家、今年の目標にビジター制覇というのがありまして。…アウェイじゃないよ、ビジターだよ。要するに、他球団の球場全てで西武戦を観ようと。あ、パリーグだけね。交流戦まではさすがに無理。

とはいえ、パリーグの球団だけでも北は北海道から南は九州福岡まで見事に満遍なく分布しているわけで、真面目にやったらちょっとした日本一周旅行。相方がカレンダー通りにしか休めないこともあって達成はまず無理だろうけど、とりあえず近場から攻めとけということで最初の標的は2006年4月1日、対千葉ロッテ第2回戦@千葉マリンスタジアム。

で、今回はビジターということでもうひとつ冒険が。それは、最初から最後まで外野席で観戦という…。外野席はどうしても内野席より殺伐とする場面があるし、インボイス SEIBU ドームは外野に座席がないしで、ホームゲームでは大体内野指定席を取っているのだけど、昨シーズンのプレーオフ観戦時の状況を鑑みてもビジターのファンはレフトスタンド以外に居場所がない。レフトスタンドなのにホームのファンで埋まってたりするしなorz。どっちのファンでも埋まってたらまだいい方だけどなorz

果たして、当日はプレイボール 30 分前に到着しても余裕で席を選べる込み具合。そしてレフトスタンドセンター寄りの 1/3 あたりにロープで仕切りが。…そんなバックスクリーンの影になるとこなんか座りませんよーだ<負け惜しみ

ところで、千葉マリンスタジアムはファンクラブ会員以外でもウェブサイトからチケットレス予約が可能。当日球場窓口でチケットと引き換えます。券面、結構かっこいい…他のビジターでもこの手でいける時はなるべく使うようにしよう。チケぴの券面じゃ味気ないもんなぁ。

で、肝心の試合ですが…これがもう何と言うか…ネタかといいたくなるような展開。

まず1回表に一挙4点で楽勝ムードかと思いきや、2回裏には開幕戦以来今ひとつ制球が定まらない西口があっさりつかまって同点に。そのまま膠着状態に陥った6回裏、パスクチの空振り三振でチェンジかと思われたプレーが2アウト1、2塁になって場が騒然。主審の説明がさらっとしていたために、西武側の応援団長なんかWBC の審判がまさかこんなところにいるとは思いませんでした!などと客を煽っていましたが、NACK5 の中継によれば振り逃げが成立していたのに内野手がチェンジだと思って帰ってきてしまったために一塁に送球できなかったというのが真相だったようです。で、改めて2アウトランナー1塁2塁で試合再開後は次打者をセンターフライに打ち取ってチャラ。やれやれ。

そして次にやってきた波は7回裏。デビュー戦から記録尽くめの高卒新人捕手、炭谷銀仁朗の自慢の強肩が、ロッテのスピードスター西岡の2盗を阻止! が、その直後にバッターボックスの方で相手をしていた堀に勝ち越し弾を放り込まれ…。何そのベタベタな天国と地獄展開。 まぁ、2ランじゃなかっただけよしとするか。

しかし、今日初めて銀ちゃんの応援を聞いたんだけど、最初のコールが銀仁朗! 銀仁朗! すーみーたーにー銀仁朗!なのね。ふうこ的に、麻原彰晃(って、初めて入力したのに一発変換かよ、ことえり。時事ネタにも強いぞってか)が選挙に出た時に街頭で歌ってたぬるいキャンペーンソングとかぶる…。

話を元に戻して、何と言ってもここはロッテのホームグラウンド、こんな土壇場で勝ち越されてはさすがに今日はダメかなぁと思ったところが、今年の西武は終盤に強い。8回表、和田さんのシングルヒットから始まってあれよあれよという間に逆転。さらに9回表、和田さんからダメ押し2号ソロホームランが! ファンになって足掛け3年、初めて生アーチを見られた…(T^T ) 西武の攻撃終了後、レフトの守備につきながら帽子を取って声援に応える和田さんもかなり近くで拝めました~。ああー。レフトスタンド最高~。

とはいえ、相手は去年のアジアチャンピオン、2点差はまだまだ決定的なアドバンテージじゃない。そんな危うげな9回裏のマウンドに登場したのは、ポスト豊田を狙う小野寺。…去年はセットアッパーであんましいいとこ見てないけど…と不安にかられながら見ていたら、早速先頭打者にセンターを抜けるかという打球をお見舞いされ…たところを中堅手赤田将吾がダイビングキャッチ! すげぇ! 将吾かっこいい! なのにその直後、セカンドゴロをさばいた高木浩之の送球が逸れ、1塁フォースアウトのはずが2塁打に。んぐうー。浩之がそんなことじゃいかんでしょう。去年は怪我で出場回数が少なかったけど、西武が誇るザルの内野(泣)で唯一安心できる存在だったじゃないか。

守備のエラーから投手が崩れていく展開は去年の負け試合の典型パターン。いやーな雰囲気が漂ったところを意外にも(オイ)小野寺が踏ん張り、見事プロ初セーブを記録しました。…えーっと? ということは、勝ったのよね? 何か今ひとつ突き抜けた感がないけども。遊園地でティーカップに乗ったつもりが実はティーカップ型のジェットコースターだったみたいな裏切られ感に満ち満ちているけども。

さて、そんな感じで疲労感はありつつほくほくの帰り道、何故かおでこや鼻の頭がひりひりする。どうも日焼けをしたらしい。外野席には全く日差しが当たっていなかったのに、照り返しがあったのかなぁとつぶやいたふうこの言葉尻を捕まえて

相方照り返し?(にやにや)

…。むきー! うっさい!


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