グダグダ野球観戦記:2006年七夕
- 2006-07-12 17:15
- 何のかんのと野球好き
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いやぁー。蒸し暑いですねぇ。エアコンつけると風邪引くし、つけないと夜中に目が覚めるし、一体どうしろというのやら。
さて、先月辺りにはどうなるかな
と思っていた7月の観戦ですが、順調にチケット押さえてます。前回の試合終了後に球場のチケット売り場で内野指定席割引券で今日のチケットを確保したんですが、そのすぐ後に舅の伝で同じ日のベンチサイドシートが手に入りました(-_-;) ベンチサイドシートは内野指定席よりも1ランク上の席。もちろん嬉しいけれど、余ったチケットどうしよう…と思っていたら、相方の友人で熱心な西武ファンの方がもらってくれるということで、ほっと一安心。…しかしそのお友達、丸2年間観戦試合で一度も勝てなかったという大記録をお持ちで(汗) しかも対戦相手の北海道日本ハムは目下球団記録タイの 11 連勝中、今日勝てば実に 45 年ぶりの球団記録更新。西武が勝ったらむしろ空気読め
とか言われかねない勢いだ。ホームなのに(笑) そんな 2006 年7月8日、対北海道日本ハム第 10 回戦。でも今日は書くこといっぱいあるのよね…。
今日の西武先発は、最近は西武のエース
より世界のエース
とか王 JAPAN のエース
と呼ばれることの方が多い松坂。先月下旬に股関節痛で一軍登録を抹消され、今日がその復帰第1戦です。交流戦終了後に昨季王者の千葉ロッテ戦で必ず松坂の登板がくるようローテーションが組み替えられ、その新ローテの初登板でいきなり負傷退場してしまったわけですが、結果としてロッテはその日を合わせて月末まで黒星続きの6連敗。月が変わっても今ひとつぱっとしないその裏で日本ハムが 11 連勝していたという。結局「ここ」という大舞台でエースが登板できる帳尻のよさが今年の勢いってやつなんだろうな。ひとり西口だけが割を食ってるけど…。
さて、今回の3連戦は初戦が7月7日であることにちなんで七夕シリーズ
と銘打たれ、球場前に選手の書いた短冊がかけられた笹と、ファンが自由に短冊を書いて飾れる笹が用意されていました。選手の短冊は目指せ日本一!
という真ん中高めストレートなものから良い出会いを…
というやたら個人的+20 歳になったばかりなのにまるで不惑を過ぎて嫁探しをしているおっさんのような雰囲気の漂う願いごとまで色々あって楽しい。そんな中、涙を誘うのは西口の短冊。
…ううう。そうだよね、そうだよね! ふうこも短冊に書いといたよ、西口選手に勝ち星を!
って。…後からピッチャーの敬称は普通「選手」じゃなくて「投手」だということに気づいて微妙に凹んだけど。まぁいいか、織姫彦星も分かるだろ。
で、試合ですよ試合! もー、すごかった! 見ごたえアリアリだった。松坂は立ち上がりこそピリッとしなかったものの、怪物
の特殊能力のひとつである試合中にフォーム修正
を駆使して最終的には 10 回を投げて 11 奪三振。一方の日本ハム先発八木も好投、なかなか打ち崩せない西武打線でしたが、8回には何とか同点に追いついてマウンドから引きずりおろし、10回表には勝ち越されながらもその裏に逆転サヨナラ、というシーズン中に1度あるかないかの名勝負。今日の内野指定席を貰ってくれたお友達の呪いも何のそのでした。試合終了後に座っていた辺りを見たら既にいなかったので、延長になったから途中で帰ったのかも?
とか言ってたのは内緒(汗)
ヒーローインタビューはサヨナラの2打点を上げた栗山と赤田のコンビでしたが、実地で見てきたふうことしては、ぜひ、ぜひ皆さんに福地を紹介したい! 球界屈指と言われる走塁技術を買われて今季開幕直前に広島から移籍してきたベテラン、今日の仕事はまさに完璧でした。まず1点を追う8回に代走で出塁、盗塁で2塁に進んで同点のチャンスを作り、これを赤田がモノにしました。1点勝ち越されて大ピンチの 10 回裏には、守備の意表をつくセーフティバントで出塁。この技は今の西武ではまず福地しか使えない。塁に出れば、日本ハムの捕手がボールを送るのを諦めるほどの速さで2盗を決める。この出塁がサヨナラの布石となる栗山の打点に繋がったわけです。これが、私が子どもの頃に見て、伊東監督も目指しているであろう「西武ライオンズの野球」だ。
西武には今でも赤田、片岡、中島と足があるレギュラー選手がたくさんいるのだけど、みんな若いからか、それとも変に打力があるせいなのか、福地のような切り込み方が全然できてない。もちろん頭じゃよく分かってるだろうが、目の前にお手本があるのとないのとじゃ全然違うだろう。ぜひ福地のテクニックを盗んで、黄金期の西武の野球を再現してもらいたい。…しかし、福地はパ・リーグの投手はよく知らないから様子見中
らしい。…あんな盗みたい放題なのにか? ま、投手が福地のことをよく知らないっていうのもあるだろうけど、あの足は知っててもかなり難しいだろうな。
さて。実は今回頂いたベンチサイドシート、出所は企業が接待用に押さえている年間予約シートだったわけですが、今日はちょうど年間予約シートとボックスシート(バックネット裏)の入場者を対象としたグラウンドウォーク
なるイベントが開催される日でした。このイベント、いつもは上から見ているだけのグラウンドに実際に下りてみることができるというもので、もちろん選手はとっくに退場してますが、マウンドにも上れるしベースも踏めるしベンチにも入れる。サヨナラ勝ちで興奮冷めやらぬふうこ達にはとてもビッグなおまけです。相方のこういう「ちょっとした引きの良さ」はなかなか侮れない。ボックスシートの真ん中にあるビクトリーロード
を逆に歩いてグラウンドに下ります。
人工芝は思ったより柔らかくて、あまり馴染みのない感触。ビニール床の体育館よりちょっと柔らかい感じ…と言って通じるかなぁ。識者の間では選手生命を縮める
と言われている人工芝ですが、確かにあまり気持ちのいいものじゃない。逆に、土の部分は思ったよりがちがちに固くてびっくり。粒子が細かくて服に付いたら取れなさそうな感じだったので、スライディングはやめておきました。マウンドとホームベースは当然のように千客万来なので写真は諦め、福地のリードがどのくらい長いかとか、ジャンプ一番
ってのがどのくらい難しいかとか、そういう辺りを見たりして時間いっぱいまでグラウンドで過ごしました。いやぁ、思い出になった。
で、「2盗を試みる相方」とか「ジャンプ一番の相方」とかくっだらねぇ写真(笑)を撮っててつくづく思ったんですが、走ってるところを撮るならもっとシャッタースピードの速いカメラじゃないとダメですね。うちのカメラで一番性能がいいのは相方の DiMAGE Z5 ですが、連写モードで撮っても腕の振りがブレるってのはどうなのか。子どもの運動会用
を標榜する機能なのに…。まぁ、取説を読まない相方のことだから、設定が悪い可能性も否定できないけど。
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